肝臓のこと、気にしてみませんか
2025.07.25
来る7/28は「世界肝炎デー」です。世界保健機関(WHO)が肝炎ウイルスに感染している人や患者に対する差別や偏見をなくし、感染の拡大を防ぐことを目指して制定しました。
日本でも厚生労働省がこの日を「日本肝炎デー」と定めています。
令和7年度は7/28~8/3の1週間が「肝臓週間」となります。
ところで肝臓って?
肝臓は、人間の体内で最大の臓器です。
消化管から取り込んだ栄養を体内で利用しやすい形に変えたり、毒物を分解したり、体内の物質のバランスを維持したりなど、生命を支えるために重要な多くのはたらきを担っているのです。
肝炎とは?
この肝臓の細胞が壊れてしまった状態が、肝炎です。
肝炎には、原因により、ウイルス性(A 型、B 型、C 型、D 型、E 型など)、薬物性、アルコール性、自己免疫性などの種類があり、このうちウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスに感染することによって起こります。
肝炎を予防するためには、肝炎ウイルスに感染しないようにしなければなりません。
わが国では肝炎の知識が国民に普及していない状況の下で、多くの肝炎ウイルスキャリアが、感染の自覚がないまま日々を過ごしていることが問題視されています。
肝がんの原因の約80%が肝炎ウイルスといわれています。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、もしもウイルスに感染していても、自覚症状がないまま病気が進行する恐れがあります。
そして、ウイルスに感染しているかどうかは検査を受けないとわかりません。

肝炎ウイルス検査を受けるには?
感染の有無は採血で簡単にわかります。
一生に一回は検査を受けて早期治療につなげることをお勧めします。
ちなみに三木市の町ぐるみ健診では、当該年度内に40歳以上になる方で、未受診の方は検査を受けることができるようです(ご年齢によって無料か費用が発生するかが変わりますので、詳細はお問合せ下さい)。
この機会に検査を受けられてはどうでしょうか?
当院でも対応可能ですので、いつでもお問い合わせくださいね。
スタッフ C🌻